腹筋が「カニの裏」のようにバキバキ!「18年間、ほぼ休みなし」で鍛え上げてきた46歳がボディコンテスト優勝
2024年8月11日(日)、香川県丸亀市のアイレックスにて『JBBF四国フィットネス選手権大会』が開催され、西原章泰(にしはら・あきひろ/46)さんが、四国メンズフィジーク40歳以上級で優勝した。バキバキの腹筋に、肩と腕の立体感が美しい西原さんは、大会の出場歴は今年で6年目。 【写真】西原章泰選手の「カニの裏」のようなバキバキ腹筋
「今回、優勝はできましたが、コンデションがあまり良くなくて。身体が浮腫んでしまい、終始、自信が持てなかった大会でした。やはり自分が納得のいく身体で大会に出ることが高い評価にもつながると思います」 製薬会社に勤める西原さんは、各所に点在している会社のジムで18歳のときからトレーニングを始め、今年で28年目だ。 「会社の先輩が筋トレ好きだったことと、会社にジムがあったことがきっかけでトレーニングを始めました。身体を鍛え始め、コンテストに興味はあったものの、ボディビルのビルパンが恥ずかしくて出場はしていませんでしたね。後にフィジーク部門ができたので、40歳の記念にフィジークに出場してみようと思いました」 西原さんはトレーニング方法を確立した18年前からほとんどオフ無しで過ごしているという。 「平日の仕事前に会社のジムで1時間30分程度、夕方に24時間のジムで1時間30分程度の合計3時間、土日は早朝に2時間程度トレーニングをしています。会社員なので、残業になるとトレーニングの時間が取れない場合が多々あります。なので仕事前のトレーニングを大事にしています。残業になりそうなときは早起きして朝トレの時間を長く取ります。そして基本的に用事がない限りオフは無し!トレーニングに対するこだわりは、マシーンでもフリーウエイトでも良いのでどの部位も追い込める種目を行うことです。得意な種目を美しいフォームで、扱う重量を伸ばしていくことが筋肥大につながると思っています」 減量中であっても「毎日の晩酌が、ストレスを溜めない秘訣!」と話す西原さん。 「基本、納豆2パック、白米800g、鳥胸肉450g、野菜を数回に分けて食べる。……と、ここまではごくごく普通の減量食ですが、僕は毎晩お酒を飲んでいます。『夜に大好きなビールを1缶飲める!』と思うと食欲を我慢できるのです。有酸素運動は全くやりません。有酸素をやっても絞れている気持ちにならないので、日々のトレーニングの運動量で絞ります。朝一番にトレーニングをすると脂肪が1日中燃えるので、減量にもつながりオススメです!」 40代とは思えない身体の西原さんは、「身体を鍛えることは最強のアンチエイジング。これからも続けていきたい」と語る。 「今後はボディビルへの転向を考えています。現在は脚もしっかりと鍛えているので、せっかく鍛えた脚が隠れるのはもったいないですよね。7月28日に出場した徳島県のボディビル大会が楽しかったので、これからも全身バランスよく鍛え続けようと思いました。ひとまずフィジークで9月のオールジャパンに挑みます。減量がまだまだ続きますが頑張っていきたいです!」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材・撮影:山口夏織