鹿児島県奄美市 名瀬商店街で特別査察 年末年始「火の用心」 大島地区消防本部
年末年始消防特別警戒期間(20日~1月10日)に合わせ、大島地区消防組合消防本部(松崎幸一郎消防長)は20日、鹿児島県奄美市名瀬の中心商店街で年末特別査察を行った。約70店舗を対象に避難経路や消防用設備など管理状況を確認。安全対策の徹底が図られた。 年末の繁忙期を前に、有事の際に利用客や従業員の安全確保を図ることが目的。この日は職員12人が4班に分かれて、消火器標識や誘導灯の設置箇所の確認、可燃物の処置方法など屋内外22項目にわたる安全点検を実施。ほかにも中央通りアーケードでは、職員が火災発生時に利用する連結送水管やはしごなどの設置状況を点検した。 池田優也消防副士長は「帰省者を迎えるなど、ご家庭で暖を取る機会が多くなる季節。火の元の確認や声掛けなどをお願いしたい」と呼び掛けた。 同組合消防本部によると、奄美市内の火災は今年11月末現在、8件(前年同期比1件減)発生。うち建物火災は6件(同3件増)となっている。