【美浦トレセン・生情報】マーメイドS前日も荒れ模様!? ミシシッピテソーロが高配当の使者に/土曜東京11R・多摩川S
土曜メイン・多摩川Sは定量の1400メートル戦。現在の条件に替わった2020年以降の4年間で3連単10万円超えがなんと3回。20年には109万馬券が飛び出し、平均配当も37万円オーバーと定量戦としては異質の荒れようだ。荒れるといえば日曜のGⅢマーメイドSも高名だが、それにも引けをとらない波乱含みとも言えよう。 今年、その波乱の使者になりそうなのがミシシッピテソーロ(牝4・畠山)だ。管理する畠山調教師によると「できれば左回り1400メートルと思っていて」と前走に続いての東京芝7ハロン戦は狙い澄ました一戦。「マイルが決してダメなわけではないけど、乗り役の感触としてはこの条件のほうが操作がしやすいみたい」とその理由を明かす。 レース前日の14日は、美浦坂路で4ハロン67・8ー16・2秒の微調整。師も「追い切り後も変わらずきていますね。先週は(木幡)巧也を乗せていい動きでした。時計も良かったですね。今週は助手で確認程度でしたが、改めて状態がいいのは間違いないです」と状態に関して自信をのぞかせた。また、この日は朝一番からカンカン照りの真夏日で、土曜(14日)も季節外れの高温が予想されている。懸念される暑さについても「この馬は大丈夫。2歳の時から夏も走ってますからね」と意に介さない。 近走は着順こそ振るわないものの着差自体はわずか。「位置取りや展開を含め、あと少しだけこの馬に向いてくれれば…」と何かひとつかみ合えば上位争いしてもおかしくない。阪神JF5着をはじめ重賞実績豊富な実績馬が、万全の状態で臨む一戦。波乱演出のお膳立ては整った。
東スポ競馬編集部