60歳ファッションブロガー金子敦子「オーバーサイズよりジャスト」「出番が増えたのは登山用の服」転換期を迎えたワードローブに残した服、仲間入りした服とは
50代から始めたファッションブログが人気となり、現在はインスタや雑誌、著書で等身大のコーディネートを発信する金子敦子さん。60歳を迎え、「やりたいことは先送りしない」と決めたといいます。自転車や登山の趣味を始めたことで、「軽さ」の大事さを実感したという金子さん。人生の軽量化を進めていくセカンドステージで、見えてきたものは――。 【写真】ジャケット感覚のカーディガンは仕事にも◎ * * * * * * * ◆着たい服しか持たない 35歳で出産し、子育てで時間の余裕がないなか、38歳で看護学校に通い始めて看護師に。毎日を過ごすだけで精いっぱいだった40代を経て、50代で子育てが一段落し、おしゃれに熱中。 多くの服を買って、片っぱしから着てみて、わかったことも、失敗したこともたくさんあります。今、ふり返ると、自分なりの好みや方向性がわかったのはよかったけれど、おしゃれに走りすぎて、偏っていたかなと思います。 60歳になって少し熱が落ち着いて、別のことに意識が向くようになりました。3年前に再開した登山に加え、60歳で始めた自転車の影響もあって、私のおしゃれは今、大きな転換期。見直したり、手放したりしながら、新たなワードローブを構築中です。 今は毎日のように自転車に乗るので、以前はオフに着ていたワンピースやロングスカート、長めのトップスはあまり着なくなりました。チェーンに巻き込まれやすいワイドパンツは、裾を留めればはくこともできますが、ちょっと面倒。 もともとオーバーサイズが好きでしたが、風の抵抗があると前に進みにくいので、ジャストサイズを選ぶようになりました。 最近の定番は短めトップスとテーパートパンツ。動きやすくて、汗をかいても乾きやすい登山用の服の出番も増えています。
ここ数年、仕事の打ち合わせはオンラインが増え、娘が成長して行事に出席する機会もなくなったので、オンの割合は減りました。 クラシックコンサートやバレエの鑑賞用に、シンプルなワンピースが1枚あれば十分。あとは少しきちんと感のあるシャツが数枚あれば、合わせ方次第でオンにもオフにも着られて重宝します。 「今、着たい服」は上の図のようにどんなシーンでも着られる服。以前はオン、オフ、趣味ではっきり分けていて、一緒にするという発想はありませんでしたが、今はどんどん境目がなくなっています。 選ぶ基準が決まれば迷わなくなり、合わない服は減らすことができる。いつかは年間30着が目標です。
【関連記事】
- 60歳ファッションブロガー金子敦子。おしゃれも料理も見栄っぱりだった若い頃。今はフランス料理より和食。おみそ汁とご飯に合う、普通のおかずが一番
- 60歳ファッションブロガー金子敦子。私が「ダイエットマシーン」扱いしている街にあるものとは…「この先には元気な未来が待っている!」と自分に言い聞かせて
- 6000人以上担当したスタイリストが教える、休日コーデのポイントとは?カジュアルな服装をするときは、メリハリのある色使いで体型をコントロール!
- 体型カバーに逆効果だった!?「ギャザーたっぷりのトップス」「ヒップにゆとりが多いパンツ」よりも選ぶべき服装とは?
- 61歳とは思えないダンスがインスタで注目の奥田詠子さん「トボトボ、軸がブレる歩き方はNG!まずは心の筋トレ〈ひとり会議〉でマインドから変える」