二予で見せた痛快な一撃!逆境に立ち向かう窓場千加頼「京都の先輩たちを見習い、一走一走を全力で」/共同通信社杯競輪
宇都宮競輪の「共同通信社杯競輪(G2)」は14日、2日目を開催。8Rの二次予選Bを走った窓場千加頼(32歳・京都=100期)に話を聞いた。 先日、脇本雄太の優勝で幕を閉じた向日町競輪G3「開設74周年記念平安賞」。窓場は激しくまくりを見舞ったが脇本の仕掛けに屈して2着と、施設改修前の最後の地元記念を飾ることができなかった。 中3日で挑んだここは「2着の悔しさでドッと疲れが倍増した」と気持ちを切り替えが難しく、初日は石塚輪太郎マークから連に絡むことができなかった。 二次予選Bは一転して自力勝負。普段の持ち場に戻ったことで持ち直したか、窓場らしい痛快な一撃が決まった。それでも「これだけのメンバーの中でしっかり戦えているのかというと…。オールスターのときの半分ぐらいの状態ですね」と歯切れはいまいちだ。 そうであっても、あえて自らに重いテーマを課して戦局を突破しようとしている。「疲れがあったりしていても、京都の先輩たちを見習って一走、一走を全力で走ることが課題。上で戦うには、こういう状況を切り抜ける力が必要になると思うので」と逆境にあらがっている。(netkeirin特派員)