【香港国際競走】馬場の高速化が顕著なシャティン競馬場 日本馬に向く可能性も
8日に香港国際競走を控えるシャティン競馬場は今年、馬場の高速化が顕著だ。JRAの競馬場であれば函館や札幌といったいわゆる「洋芝」コースに近いとされるシャティンの芝。例年ならばまとわりつくような馬場が予想されるところだが、ここ1週間は晴れで日差しもたっぷりと注がれている。 6日に現地の馬場を確認した池江調教師が「こんなに軽い馬場は初めてだね。日本馬に有利な馬場になっていると思います」と驚いたほど。散水の状況に多少、影響される可能性があるとはいえ、8日の香港が予報通りに晴れれば例年以上の高速馬場になる公算が大きい。 ホームストレッチですら際立って荒れている箇所がなく、馬場の内、外による差はなさそう。今年の香港GⅠ・4競走のカギは、スピード決着への対応と道中の立ち回りになりそうだ。
権藤 時大