櫻坂46、4周年記念ライブ 記者が目撃したグループの“現在地”と“未来”
■先頭に立ちステージをけん引した山下瞳月
櫻坂46が23、24日に千葉県・ZOZOマリンスタジアムで、2020年12月の1stシングル「Nobody's fault」リリースから4周年を記念した公演「4th YEAR ANNIVERSARY LIVE」を開催した。数々のライブを作り上げてきた2024年の真価を見せた最終日のステージでは、息もつかせぬパフォーマンスを披露。始終、くぎ付けとなった筆者が見たのは“一枚岩”となったグループの現在地、そして、未来だった。 【写真】記者もくぎ付けに 櫻坂46「4th YEAR ANNIVERSARY LIVE」ライブフォト(46枚) ステージのMCで、昨年の「3周年(記念公演)のときは一~二期生の曲、三期生の曲」がセットリスト内で分かれていたと振り返ったのは、一期生の上村莉菜だ。12月の「10th Single BACKS LIVE!!」で、同期の齋藤冬優花と共に「卒業セレモニー」を控えるメンバーである。 1月の「7th Single BACKS LIVE!!」を皮切りに、現体制では初の東京ドーム公演も成功に収めた3月と6月のツアー「4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-」など、数々のライブを作り上げてきた4年目は「朝から夜までメンバーとずっと一緒にいることが多くて、三期生とも一緒に時間を過ごしてきて、すごく仲良くなれた」とも、上村は語っていた。 たしかに「4th YEAR~」を客席から見ても、グループにおける潮目の変化は伝わってきた。その変化を象徴していた1人が、三期生・山下瞳月である。 6月リリースの9thシングル「自業自得」で三期生初の表題曲センターに抜てき、そして、10月リリースの10thシングル「I want tomorrow to come」で2作連続の表題曲センターを射止めた山下は、ステージをけん引。「嵐の前、世界の終わり」の曲中では山下を先頭に、一~三期生のメンバーが縦2列に分かれてメインステージからサブステージへの花道を練り歩くなど、終盤では涙した山下が特に今年の下半期にかけてのグループを背負っていたと、はっきりと裏付けられる光景が強く目に焼き付いた。