「生活保護のくせに」などと暴言も…介護医療院で職員が利用者を“虐待” 頭を叩くなどの行為あり行政処分
富山テレビ放送
利用者を叩いたり、暴言を吐くなどの虐待行為があったとして、富山市は市内の介護医療院を処分しました。 処分を受けたのは医療法人社団・東方会が運営する「おおやま病院介護医療院」です。 この施設では長期療養が必要な要介護の高齢者を受け入れていて、市によりますと今年5月、ひとりの介護職員が複数の入所者の頭や手を叩いたり、「生活保護のくせに」などと暴言を吐いたりする虐待行為が確認されました。 また、施設は虐待行為を把握していながら職員を異動させるなどの有効な対策をとらず、口頭による注意にとどめていたということです。 市はこれらが介護保険法に違反するとして、来月1日からの3カ月間、新規利用者の受け入れを停止し、介護報酬の請求額を7割とする行政処分を行いました。 施設は「事態を重く受け止め、再発防止策に取り組む」としています。 *おおやま病院 日置将院長 「できるだけの対応はしていたつもりだが、結果として対応が後手に回ったのは否めない。患者さんの尊厳が守れるような介護、医療を目指していくよう、教育、研修をしていきたい」
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