無資格検査問題でIHIの満岡社長が会見(全文2)記録の精緻化で負荷が増加
社長や役員は自らの責任をどう考えているのか
共同通信:すいません、共同通信の【ハタケヤマ 00:34:14】と申します。1点目が今回の事象はまだ調査中ということなんですけれども、社長さん、役員方、ご自身らの責任についてどのように考えているかを聞かせてください。2点目が、この検査員の不正、二百十何件ありますけれども、これは理由はどうあれ意図的だったということでよろしいんでしょうか。以上です。 満岡:最初のご質問、役員の責任に関しまして私からご回答申し上げます。現状のところ、まだ国交省さんの調査も続いております。再発防止、ご紹介しましたけれども、まだこれから最終的に国交省さんからの調査結果をいただいた上でもって、それを詰めてまいります。今、私が最優先課題として、あるいは今の経営陣が最優先課題として取り組むべき課題は、まさしく今、直面しているこの事態の再発防止を徹底しながら、事態の収拾と信頼の回復をいかに道筋としてつくっていくか、これを最優先課題として取り組んでまいりたいと考えている次第でございます。 なお、処分につきましては適切な形でもって、当然のことながら、私ども社外役員を多数占めるような形の諮問委員会がございます。そういった組織的なものでご判断いただくということになると考えております。2つ目の質問に関しましては識名のほうから回答させていただきます。 識名:今回の不適合な事例、先ほど幾つか例を、2つばかり例を紹介させていただきましたけれども、1つ目の例はいわゆる先ほど少し説明させていただきました、訓練生に任せる部分を少しずつ増やしていったというところで、こいつなら大丈夫だろうというところで、印鑑を押させるところまでやっていた。そのぐらいでは、それで大丈夫なんだというような考え方があったということです。 それから先ほどの組み立ての工程を入れ替えるという部分の説明をさせていただきましたけれども、これも実は自分たちとしては、技術的にはそっちのほうが合理的なのではないかと、むしろ改善なんだという意識の中でやってこられたということが調査の結果、判明している事実でございます。 司会:ほかにございますか。