浮世絵師・歌川国芳の名作が本革のミニ財布に!伝統と遊び心が織り成す手のひらサイズの芸術
大阪府茨木市で革小物の製作・販売を手がけるクアトロガッツは、2024年12月より公式サイトにて「歌川国芳・相馬の古内裏をデザインしたミニ財布」(1万6280円)の発売を開始。 【写真】見る者を圧倒する「がしゃどくろ」 ■浮世絵師・歌川国芳の名作「相馬の古内裏」がミニ財布に すだれを破って迫りくる巨大な骸骨「がしゃどくろ」を大胆な構図で描いた、浮世絵史の名作がミニ財布になった。 歌川国芳の「相馬の古内裏」は、独創的な構図と圧倒的な迫力から、浮世絵の歴史を塗り替えたとも評され、いまなお高い人気を誇る。 財布の素材には、日本最高峰とされる「栃木レザー」のヌメ革を使用。使い込むほどに深みを増す経年変化が楽しめる手のひらサイズのミニ財布だ。 ■相馬の古内裏とは? 歌川国芳の浮世絵「相馬の古内裏」(1845-1846年)は、将門伝説を題材にした作品。父の遺志を継ぐ平良門と滝夜叉姫が妖術を学び、廃墟「相馬の古内裏」で巨大な骸骨「がしゃどくろ」を操る。 注目の場面は、妖怪退治に向かう大宅太郎光国と滝夜叉姫たちが操る「がしゃどくろ」との壮絶な戦い。読本に登場する数百の骸骨を一体の「がしゃどくろ」に置き換えた国芳の大胆な構図は、恐怖と壮麗さを際立たせ、見る者を圧倒する。 ■反骨の浮世絵師 国芳 反骨の浮世絵師・歌川国芳は、「相馬の古内裏」でアンチヒーローを描き、天保の改革による規制への庶民の怒りを代弁したといわれている。規制の厳しい時代でも、ユーモアと創造性で新たな作品を生み出し続けた国芳。その反骨精神と人々を喜ばせたいという情熱が、多くの名作を支えた。 ■JAPAN MADEにこだわり、革職人がすべてハンドメイド 小さいふ専門店クアトロガッツの職人が本物の革とJAPAN MADEにこだわり、大阪にある革工房ですべてハンドメイド。「旅、アート、遊び」をコンセプトに「小さいふ」をはじめ、アイデアと遊び心を大切にしたモノづくりをしている。 ■日本最高峰「栃木レザー」を使用 栃木レザーは、昔ながらの製法を頑なに守り続ける熟練の職人によって、時間と手間を惜しまず作られるヌメ革。有害な物質を一切使わず、ミモザの樹皮から採れた植物性のタンニンでじっくりなめされた革は、ナチュラルな風合いと、きめ細やかな肌目、繊維の詰まった高い耐久性が特徴だ。年月と共に豊かな経年変化を味わうことができる。 ■ミニマルな暮らしにフィット 革職人が国産の本革を使い、すべてハンドメイド。お札とカードとコインがたくさん入るコンパクトな財布は、ジャケットのポケットやカバンの中でも邪魔にならないので、これからのミニマルな持たない暮らしにもフィットする。 手のひらサイズながらお札は約10枚~20枚・コインは約20枚~30枚・カードポケット2カ所(約6~9枚)。必要なものは入る作りとなっている。 今回の商品について担当者に話を聞いてみた。 ーー今回の商品の狙いは? 歌川国芳ファンの方や、妖怪が好きな方に手に取っていただきたいお財布です。現在大阪中之島美術館でも歌川国芳展をやっているので、そこで浮世絵や歌川国芳に興味をもっていただいた方にも、手に取っていただけるとうれしいです。 ーー今回の商品のイチオシは? 写真だと伝わりづらいのですが、実物を見るとがしゃどくろが浮き上がって見えるように凸凹加工をしております。視覚でも手触りでも歌川国芳の作品を楽しんでいただけます。 ーーユーザーへのメッセージは? 歌川国芳の作品で、ほかにも小さいふをハンドメイドしております。ぜひ公式サイトやSNSを覗いていただけるとうれしいです! 大胆な構図と繊細な職人技が融合した「歌川国芳・相馬の古内裏」をデザインしたミニ財布。手にするたびに、日本の伝統文化と革職人の情熱を感じることができる一品だ。ミニマルな暮らしにもぴったりのこの財布で、日常にアートを取り入れてみてはいかがだろうか。 ※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。