《洋上風力発電汚職》業界は塚脇正幸氏の呪縛を解けるのか
※写真はイメージです(Photo AC)
『週刊新潮』という雑誌で私の不貞が世の中に明るみになっても、実際に街で後ろ指をさされたのは2回だけですから。世間の噂なんてそんな程度ですよ」。2023年7月下旬の永田町・自民党本部での乙武洋匡氏の講演の一幕だ。会合の主催者は 秋本真利 衆議院議員で、政治資金集めの後援者向け有料勉強会のゲストとして乙武氏は呼ばれたのだ。秋本氏と乙武氏はインターネット番組での共演を通じて知己を得た。 2022年7月に実施した参議院選挙の東京選挙区に無所属新人で出馬・落選した乙武氏は、自身の参院選活動の話や、『ハンチバック』で芥川賞を受賞した市川沙央氏が贈呈式あいさつで、障害の有無に関係なく読書ができるよう環境整備を訴えたことについての自身の見解などを述べた。講演で一番聴衆にウケたのが、既婚者だった乙武氏が複数の女性と不倫関係にあることがスクープされた世間の反応についての、冒頭の発言だった。 横にいた秋本氏は苦笑いして聞いていた。それから2カ月も経たないうちに一連の贈収賄汚職事件で逮捕され東京拘置所に居る秋本氏は今なにを思うか。ちなみに勉強会には秋本氏とつながりが深い 河野太郎 デジタル大臣も登壇して激励のあいさつを述べていた。
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土守豪