「200万円を借金してでも20代を充実させる」大手商社マンの「危ない家計」を絶対に真似してはいけないワケ
お金の管理で大事な3つの習慣
横川氏によると、「お金に困る人は家計管理ができていない人」。家計管理がいかに重要であるかを強調した。そして、お金の管理で最も大事なのは「習慣」だと続けた。 家計管理は(1)減らす、(2)貯める、(3)増やすの3つの習慣を身につけることからだと横川氏は言う。 横川「お金を上手に管理したいなら、出費を『減らす』のが一番手っ取り早いです。お金の管理が下手な人の共通点は、支出をうまく管理できないところです。出費の内訳を振り返ると、削れるところが必ずあります。なので、家計簿をつけていない人はまずはそこから始めましょう。 初めは煩わしいかもしれませんが、銀行の家計管理アプリをダウンロードし、口座とクレジットカードを紐づけて設定しておきましょう。使うたびに自動で振り分けてくれるので、設定後は手間がありません。これはスマホ時代に生きる人ならではの特権です。必ずやっておきましょう」 恥ずかしながら筆者は社会人になって半年で、家計簿をつける習慣をやめてしまった。家計簿アプリの存在も知らず、当時はパソコンのエクセルシートで管理していた。案の定、どんどん入力するのが煩わしくなってやめた。 思い返すと家計簿をつけなくなって以来、無駄な出費が増え「お金が足りない」と感じることが増えた。 次に、「貯める」習慣について横川氏は説明した。貯金にもいくつかコツがあるという。 横川「貯金をするなら投資に回すべき、という考えも今は多く出回っており、もちろん投資は大事なのですが、一般的に給与の3ヶ月分は現金として口座にあった方がいいと言われています。ゴールを決めるのは「貯める」において大事なことなので、3ヶ月分の給与を目指して貯めてみるのはいかがでしょうか。 また、貯金のコツは毎月定額で貯金しないこと。毎月3万円と決めて義務的に続けようとすると、精神的に苦しく感じてくるものです。出費が多かった月は『今回は2000円だけでいいか』と、時には少額にしてでも続けることが大事です。たった1000円でも、貯金は貯金です」