長く乗るために1JZへ【2】ノーマル状態をキープ! 純正シフトレバーのまま4速ATをコントロール
機関アップデートの要となるのは、排気量2.5Lの1JZ型エンジン。元々6気筒エンジンを搭載するクルマなので、スペース的には問題なく収まっており、あえて装飾めいた作業を省くことで、違和感のないフィッティングとなっている。 【画像18枚】メーターは130クラウンのユニットを使いつつも、純正メーターをそのまま駆動している。シフトレバーもオリジナルを生かしつつ、換装した4速ATを操作可能になっている。エアコンも新たにR134aタイプに交換されたが、吹き出し口の見た目はそのまま 50系クラウンに長く乗るために1JZへ【2】1970年式 トヨタ クラウン ハードトップ SL(MS51-C) このエンジン同様、ミッション、プロペラシャフト、フロントのアーム類、ホーシング、ブレーキと、主要な機関は全て130クラウンから移植。もちろんこうした作業はポン付けで行えるものではないのでノウハウを必要とするが、クラウン・クラシックスでは過去に同型のセダン、ワゴン、ピックアップにも同様の作業を施しており、その手法を確立しているのが強みだ。 また、あくまで「クラウンを長く乗ること」が目的のアップデート・モディファイなので、内装は完全なノーマル状態をキープしているのもポイント。メーターはそのまま純正が駆動し、ミッションもオリジナルの3速ATトヨグライドから4速ATへと替わっているが、シフトレバーは純正のまま4速ATをコントロールできるように加工がされている。エアコンも同様に、吹き出し口はそのままでユニットのみ高年式の物に替えられた。
Nosweb 編集部
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