<ソチ五輪>フィギュア男女メダルは計3つ?
男子では、2011年から世界選手権3連覇の大本命、パトリック・チャン(カナダ)、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)、そして、先のロシア選手権では、トリノ五輪の金メダリスト、エフゲニー・プルシェンコを下して優勝した18歳のマクシム・コスットンの3人が、日本勢の強力なライバルである。 ■金メダルは羽生かパトリック・チャンか 「金メダルは、チャンと羽生選手での争いになると思いますが、チャンにも弱点はないわけではありません。彼は、ここ一番でミスをしでかしますし、トリプルアクセルが不得意でプログラムにひとつしか入れられません。羽生選手は、ここ1年の成長が著しく4回転が安定しています。4回転サルコウも、全日本ではカーブで少し膨らみ回転をかけるのに遅れ失敗しましたが、練習では成功させています。技術点に関しては世界一のレベルでしょう。問題は、内面からにじみ出てくるような芸術性。時折、若いゆえの雑さも気になることがあります。その部分を残り2か月の間に積み上げて、4回転ジャンプをパーフェクトに決めれば、金メダルの可能性はあります。また町田選手も、4回転に安定性があり、高橋選手の芸術性の高さは、国際的に評価されています。観客を引き込んでしまう力はオリンピックの舞台でも感動を与えるはずです。町田選手、高橋選手と共にメダルの可能性があると見ています」とは、中庭さんの男子フィギュアの見立て。 羽生は、GPファイナルでチャンを破った。優勝を手にした自信は、彼の演技をさらに一歩前へ前進させたようにも見える。期待大のソチ五輪へのカウントダウンが始まった。