【年末までに要確認】医療費控除の基本要件と手続きのしかた
医療費控除を適用するためには確定申告が必須
医療費控除は年末調整で適用することはできないため、確定申告が必要になります。 以前は医療費を適用する際、申告書に医療費の領収書を添付していましたが、現在は医療費の領収書の代わりに「医療費控除の明細書」を申告書と一緒に提出します。 医療費控除の明細書には医療を受けた人の氏名や病院名、金額等を記載しますが、医療保険者から交付を受けた医療費通知を添付することで、明細書の記載を簡略化することも可能です。 医療費控除の対象となった医療費の領収書等は5年間保管しなければならず、税務署から提示や提出を求められた際は応じなければなりません。 入院や治療等で大きな支出があった方は医療費控除を適用できる可能性がありますので、現時点で支払った医療費の額を確認していただき、控除を受けられそうなときは確定申告に向けて準備を進めてください。 《平井 拓》
平井 拓