東大生が考える「説明が下手な人」の特徴。「頭が良いと思われたい」願望が裏目に出るワケ
説明上手になるためのオススメトレーニング
逆に、要点をうまくかいつまんだ上手な説明をするためには、話の主題を深く理解しなくてはいけません。話のテーマを理解して、そのテーマを構成する最低限の要素を見抜いて、それらをつなげることによって、簡潔な説明は成り立ちます。 もちろん、テーマを見抜くためには、話への深い理解は必須。つまり、読解力がなければ、要約はできないのです。 逆を言えば、読解力を鍛えるためには、要約がおすすめともいえます。適当な新聞記事やウェブ記事について、内容を100文字~200文字程度で要約してみてください。 そして、第三者から元の記事と見比べて、わかりやすくまとめられているか内容を精査してもらいます。
読み書きは表裏一体の能力
うまい要約を作るためには、何度も繰り返す通り、話の要点を見抜く力が必要です。人から認められるような要約が作れるようになったときには、読解力と説明力が備わっていることでしょう。 読解力を身に着けるために書く。あるいは、記述力(説明力)を身に着けるために読むとは奇妙に思えるかもしれません。ですが読み書きは表裏一体の能力。うまく説明するためにはよく読まねばなりません。 明日から説明上手と言われるために、読解力向上トレーニングはいかがでしょうか。 ―[貧困東大生・布施川天馬]― 【布施川天馬】 1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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