中高帰宅部でマラソンダントツ最下位のガリガリ男子が“コアラ小嵐”に憧れガチムチに【筋トレビフォーアフター】
「高校時代は朝ごはん抜き、お昼はドーナツひとつだけで、夕飯は普通に食べてもおそらく1000kcalちょっとしか摂れていなかったと思います。中高ともに帰宅部で登下校も徒歩15分ほどだったので、単純にお腹があまり空きませんでした」 【写真】別人級の大変身。ガチムチマッチョとなった森井さん
当時の体型は171cm、48kg。女性並みの体重で、校内マラソンはダントツ最下位。そんな森井(モリイ/23)さんを変えたのは一人の男だった。 「YouTubeで当時、『マッチョ29』の『ビバ!マッチョ』という曲に出てきたコアラ小嵐さんの身体がカッコ良すぎて、それに憧れて腕立て伏せと腹筋ローラーを高校3年生で始め、とにかくやりこみました。そして、大学生から本格的にジムで筋トレを始めました」 森井さんは歌詞のとおり、“なりたい姿がある”という情熱でボディメイクを始めた。大きくなるために選んだのは白米。白米をとにかくたくさん食べ、週に5日のジム通いをした。 「ネギトロが一番ご飯が進みました。また、トレーニングでは対象筋に力が入らなくなるまでやりました。アプリではなくトレーニングノートに手書きで記録をとり、前回より1kgでも重く、1回でも多くを求めてきました」 たくましさが現れるにつれ全身法から3分割に、3分割から4分割に。現在は5分割で部位2時間の激しいトレーニングを行う。 「鈴木雅選手のトレーニング動画やセミナー動画を買い漁り、実技に取り入れています。大会出場はしていませんが増量と減量を繰り返しており、今は減量中なので大きな筋肥大は見られませんが、確実にトレーニングの感覚は良くなっています。次の増量期でさらに大きくなれる自信があります」
フィジーク体型に憧れて始めたが、身体が変化していくにつれ理想はボディビル体型へと変遷していき、今の憧れは鈴木雅選手だと語る。鍛錬6年目にして体重は75kg。30kg近い増量によりガチムチマッチョへと生まれ変わった。現在はトレーナーとしても活躍する。 「トレーニングは毎日の楽しみであり、人生の幸福度が高まります。もっともっと大きくなりたいです!まだ大会出場歴はありませんが、来年か再来年を目処に出場します。そして、20代のうちに日本選手権(国内最高峰のボディビルダーを決める大会。正式名称:日本男子ボディビル選手権大会)ファイナリストになりたいです!」
取材:にしかわ花