【NFL】「才能ある」ベンガルズWRチェイスとの対戦に向け準備万端のブロンコスCBサーテイン二世
今シーズン、シンシナティ・ベンガルズのワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスを止められる選手はほとんどいない。同様に、デンバー・ブロンコスのコーナーバック(CB)パトリック・サーテイン二世を突破できる選手もほぼ皆無だ。
ホリデーシーズン真っただ中の現地28日(日)に、プレーオフ進出に大きく影響する試合で両者が激突するのは、フットボールファンにとって最高のプレゼントと言える。
サーテインはチェイスについて「彼は才能ある選手だ」と火曜日に語っている。
「彼のプレーで特徴的なのは、キャッチ後のヤード数がとにかく多い点だ。キャッチした後の動きが力強く、優れたハンドスキルも持っている。重要なのはキャッチ後の動きを抑え、ボールを持った彼を素早く止めることだ」
YAC(ヤードアフターキャッチ)は、チェイスが相手のゲームプランを崩してきた1つの要因に過ぎない。今シーズンにチェイスは730YACを記録し、2試合を残して自身のキャリア最高を更新。これはリーグトップの数字でもあり、2位の選手に148ヤードの差をつけている。キャッチ後の卓越したプレーに加え、キャッチ108回、1,510ヤード、タッチダウン16回と、トリプルクラウン獲得に向けてまい進している。
一方のサーテインも負けてはいない。
シーズン第15週を終えた時点で、サーテインは『Pro Football Reference(プロ・フットボール・レファレンス)』のカバレッジグレードでリーグトップの86.5を記録。これまでに許したタッチダウンは1つのみで、被レシービングヤードは256ヤードとリーグ3位の成績を誇る。
チェイスを止められる選手がいるとすれば、それはサーテイン二世だろう。その証拠に、2021年のルーキーシーズンにドラフト同期である2人が対戦した際、チェイスはキャッチ1回で3ヤードと、NFLで輝かしい初年度を過ごした中で最悪の成績に終わっている。