【陸上】200m鵜澤飛羽がセカンドベストの20秒26で完勝!パリ五輪標準は「準備が整えばそのうち出る」/静岡国際
◇静岡国際陸上(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム) 日本グランプリシリーズG1の静岡国際が5月3日に行われ、男子200mは鵜澤飛羽(筑波大)が向かい風0.4mのなかセカンドベストとなる20秒26をマークして優勝した。 静岡国際の優勝者をチェック! 昨年のアジア選手権を制し、ブダペスト世界選手権では準決勝に進んでいる鵜澤。前回大会は追い風参考ながら20秒10(+2.6)をマークしていた。 予選が20秒54(-0.1)だったため、決勝でパリ五輪参加標準記録(20秒16)は「たぶん、出ないだろうという感じ」。それでも「20秒3前半かなと思っていたのですが、周囲の雰囲気の良さもあってこのくらい(20秒26)だったのかな」と淡々と振り返る。 2位の飯塚翔太(ミズノ)をもってして、「顔を上げたらもう前に行っていた」。前半はそれほどフルパワーでなくてもグイグイと加速すると、コーナー抜けは圧巻の一言。「向かい風だからきつかった」と言いつつも、ラストまで他を圧倒した。 昨年は「ずっと気を張って戦っていた」が、今季はワールドランキングでも上位につけており、「落ち着いてシーズンに入れた」とし、メディアからの注目も「慣れてきました。何も考えず当たり前にできるようになってきた」と話す。 参加標準記録については「準備が整えばそのうち出ます」と鵜澤。この後のセイコーゴールデングランプリや日本選手権で、“その時”が訪れそうだ。
月陸編集部