床オナ、強グリップ、足ピンはEDの危険も!自己流マスターベーションの注意点を解説
40代男性の性の悩みについて、実態と解決策を探る特別企画。 今回は、お悩みの上位にも挙がった「マスターベーション」について取り上げる。 ▶︎すべての写真を見る
前回に引き続き、「TENGAヘルスケア」の原田 樹さんに話を聞いてみよう。
セックスやマスターベーションに年齢制限なし
40代以降になると、「性生活を送れるのは○歳まで」「いい歳してマスターベーションなんて」などと、自ら制限を設けてしまう人も少なくないそうだ。 そこで、こんなデータがある。
35~79歳までの男女500人を対象にしたアンケート調査によると、「セックスとマスターベーションなどの性生活は何歳までできるのが理想か?」という設問に対し、「生涯ずっと」と答えた人の割合が、セックスで23%、マスターベーションで26%と、最も多い。 「性生活を生涯、楽しみたい」と思っている人は、男女ともに少なくない。
「年齢を重ねたからといって、性生活がなくなるというのは思い込みです。 例えば、『挿入行為がつらくなってきたけど、セルフプレジャー(マスタベーション)アイテムを使って改善したい』という方や『もうパートナーはいないけれど、プレジャーアイテムを使ってみたい』という方もなど、年齢やパートナーの有無に関係なく、性生活に対して前向きな方は多くいらっしゃいます。 自分の気持ちいいところや快感を得る方法を追求することは、いくつになっても恥ずかしいことではないんです」(原田 樹さん、以下同)。 ただし、その方法には注意が必要だと言う。
自己流マスターベーションに要注意!
「マスターベーションの方法自体は、もちろん自由です。でも、やり方によっては不妊や膣内射精障害、ED(勃起不全)などにつながるリスクがあります」。 具体的には、ペニスを強く握りすぎる「強グリップ」、特定の体勢でないと射精ができない「足ピン」、過度な振動を使ったマスターベーションなど。 特に注意したいのが、うつ伏せになってペニスを擦り付ける「床オナ」だ。
「床オナの問題点は、半勃起状態で射精ができてしまうこと。この方法を続けることで、いざ性交渉の段階になったときに射精ができない膣内射精障害やEDになってしまうリスクがあります。 実際、幼少期に『なんか気持ちいいな』と快感を覚えて床オナを続けてきた影響で膣内射精障害になり、完治するまでに10年近くかかってしまったという方もいるんです。 そもそも、正しいマスターベーションのやり方を学んだことがあるという方は、かなり少ないのではないでしょうか。この要因は、幼少期における日本の性教育が不十分であることなのかもしれません」。