下手クソな選手の気持ちが分かる新監督の新井貴浩 広島は雑草からはい上がった指揮官によって変わる【堀内恒夫の悪太郎の遺言状】
駒大で新井が息子の部屋子 娘は野球部の女子マネだった
大学時代から才能にあふれていたわけではなく、猛練習のたたき上げで一流選手に上り詰めた広島の新井新監督。どんな指導を見せてくれるのか、楽しみだ
緒方孝市監督の下、2016年から18年まで、リーグ3連覇を飾った広島だけど、今季も5位で19年から4年連続のBクラスとなった。 いったい全体どうなってしまったんだろうかね。でも、来季は期待が持てそうだ。 なぜ、俺がそう見込むのか。それは新たに指揮を執る新井貴浩監督に期待しているからだよ。 実は俺、新井とは浅からぬ縁があってね。息子が、新井の2年先輩で同じ駒大の野球部に在籍していたんだ。しかも、野球部寮の2人一部屋で新井が部屋子だったこともある。 さらに娘が駒大の短大出身で新井と同級生にあたり、野球部の女子マネジャーを務めていたんだ。 ちなみに俺の息子は、神奈川の桐蔭学園高出身で、巨人・高橋由伸の1年先輩にあたり、由伸が野球部寮で3人1部屋の部屋子だったこともある。なにかこれも不思議な縁だね。 由伸は桐蔭学園高から慶大へ。俺の息子は駒大へ。由伸は高校時代に、新井は大学時代によく俺の家へ遊びに来て、息子と一緒に焼き肉の大皿を平らげていったこともある。由伸も新井も、真面目で当時から・・・
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週刊ベースボール