2024年の新札発行で「200万円」のタンス預金が全て旧札になります。紙幣交換をしたら税務署に目をつけられるでしょうか?
新札発行後も旧札の使用は可能
そもそも、新札の発行が始まっても、旧札も従来通り使用は可能です。すぐに旧札が使用できなくなるわけではありません。実際に、さらに古い紙幣でも、買い物などで使えます。 例えば、夏目漱石が描かれている千円札や新渡戸稲造が描かれている五千円札も使用可能です。聖徳太子が描かれた一万円札や、さらには五百円札や百円札でも額面のままとはなりますが、使えます。(2024年4月時点) 新札発行が、ただちにタンス預金の危機とはなりません。自分ですべて貯めたタンス預金であり、かつ急いで交換する必要性もない場合は、そのまま保管しておいても特に問題はないでしょう。
タンス預金自体には何の問題もない
タンス預金は、法律などで禁止されているものではありません。自分のみで貯めた200万円であれば、新札発行のタイミングで銀行で紙幣交換をしてもらっても、税務署に目をつけられることはないでしょう。 亡くなった誰かから受け取ったものであれば、銀行などに持っていくことで税務調査を受ける可能性はあります。また、200万円以上の現金の取引は犯罪収益移転防止法により本人確認などをされることがある点も押さえておきましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部