「80代男性、自宅近くの介護付有料老人ホームの入所を断られた!」NGになった理由とは?施設別入所条件と断られたときの対処法を専門家が解説
入所を断られたときの対処法は?
断られた理由を確認する 老人ホームに入所を断られた場合、まずは断られた理由を施設側に聞いてみましょう。 具体的な理由を教えてもらうことで、改善点や代替案が見つかるかもしれません。また、断られた理由を改善できれば、再度申し込みができる可能性もあります。 Aさんのように、保証人・身元引受人がいないことが理由で入所を断られたのであれば、後見人制度や身元保証サービスを利用すれば、受け入れてもらえるかもしれません。 一方で、断られた理由が簡単に改善できない、または改善に時間がかかる場合は、ほかの施設を検討しましょう。施設ごとに入所条件やサービス内容が異なるので、別の施設であれば入所できる可能性があります。 例えば、日常的に医療的ケアが必要な場合は医療体制が充実した施設、夜間の見守りが必要な場合は、夜間の介護体制が整った施設を検討できます。 断られた理由を知っていれば、次の施設を効率的に探すことができるでしょう。
プロの力を借りて施設を探す
老人ホームに入所を断られた場合、地域包括支援センターや担当のケアマネジャーといったプロの力を借りて新たな施設を探すことも対処法の1つです。 地域包括支援センターやケアマネジャーは、地域の介護施設や老人ホームに関する情報を多く持っています。相談すると、入所する本人の状態や希望に合った施設を紹介してくれるので、条件に合う施設をスムーズに見つけられるでしょう。 さらに、民間の「施設紹介センター」の利用もおすすめします。民間が経営する老人ホームの情報を多く持っているので、幅広い選択肢を提案してもらえるでしょう。相談は無料で、直接出向くのはもちろん、電話やメールでの相談も可能です。複数の施設を比較検討したいかたにもおすすめです。