「昭和の大横綱」大鵬さんの十三回忌、遺族や大嶽親方ら近い関係者10人余りで営まれる
2013年1月19日に亡くなった「昭和の大横綱」大鵬さん(享年72)の十三回忌法要が24日、東京・江東区の妙久寺で営まれた。遺族や大鵬さんの弟子だった大嶽親方(元十両大竜)ら近い関係者10人余りが出席。全員が笑顔の遺影に向かって手を合わせ、思い思いの言葉を心の中で語りかけた。控室にはこの日のために、生前に大鵬さんがしたため、寺が保管していた「忍」の書も額に飾られ、出席者たちは故人に思いをはせていた。 【写真】大鵬さんが生前に書いた「忍」の書 大鵬さんの三女、納谷美絵子さんの長男でプロレスラーの納谷幸男、次男で大相撲三段目の納谷、三男で大相撲前頭の王鵬、四男で大相撲幕下の夢道鵬と、4人の子どもも出席した。最後は快晴のもと、同寺にある大鵬さんの墓に向かい、参加者が順番に手を合わせた。大嶽親方は「大鵬さんが亡くなられてから、あっという間でした。力士5人で部屋を継承して(現在は11人)、何とか今まで来ることができましたと伝えました」と、神妙な面持ちで話していた。