地域通貨を他人のクレカ情報でチャージした疑い ベトナム人7人逮捕
他人名義のクレジットカード情報を使い、大阪府豊中市内の加盟店で使えるデジタル地域通貨「マチカネポイント」を不正にチャージしたなどとして、大阪府警は5日、ベトナム国籍の男女7人を電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕し、発表した。同様の手口による被害額は7400万円を超え、府警は他にも実行グループがいるとみている。 国際捜査課によると、逮捕されたのは大阪府八尾市高美町7丁目、無職チャン・マイン・ナム容疑者(32)ら7人。 「マチカネポイント」は豊中市の事業で、アプリ上でクレカなどを使いポイントをチャージすると、チャージ金の5%が上乗せされる仕組み。豊中市内の加盟店で現金代わりに使えるという。 7人の逮捕容疑は、他の容疑者と共謀し、今年7~8月、他人名義のクレカ情報を使って「マチカネポイント」を不正取得。市内の家電量販店で、ゲーム機などを購入したというもの。府警は認否を明らかにしていない。 昨年11月上旬、クレカの持ち主から市に「身に覚えのない利用がある」と連絡があり、市の調査で判明した。(宮坂知樹)
朝日新聞社