熊本市「パイン通り線」が全線開通 南区城南町の都市計画道路
熊本市南区城南町の都市計画道路「パイン通り線」(約850メートル)が23日、全線開通した。国道266号と下益城城南中方面を東西に結ぶ片側1車線で、城南町中心部の図書館など公共施設へのアクセス向上が期待される。 熊本の交通
旧城南町が1990年度に事業開始。熊本市と合併後、2017年3月から市が事業を進めてきた。総事業費は約17億円。市道路整備課によると、今回で旧城南町との新市基本計画の道路事業はほぼ完了した。 23日の開通式には地元住民ら約70人が出席。午前11時、住民や幼稚園児らが見守る中をパトカーや消防車が通った。隈庄校区自治協議会の宮村一夫会長(73)は「歩道(幅2・5メートル)が広くなったのはうれしい」と話した。 通りの名称は、旧町の町木「マキ」の英名に由来する。(石井颯悟)