メカドック風見、最初のシンボルカー【3】先代を踏襲した4輪独立懸架だが新設計だった足まわり
雑誌「モータージャンプ」主催のキャノンボールトライアルに出場するために、メカドックが最初のシンボル・カーとして選んだのがセリカXXだった。5M-G型エンジンは、ボアアップするとともにツインターボ化し、パワーインジェクターやニトロキットも装備したマシンだ! 【画像27枚】いっぽうインテリアでは、ステアリングはMOMOヴェローチェに交換され、アルミ製のシフトノブを装着。センターコンソールには、カーナビもインストールされている 【トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24 メカドック仕様 Vol.3】 ベースとなるセリカXX。エンジンのパワーをしっかりと受け止めてスポーツカーらしいフットワークを実現するために、サスペンションはフロントストラット、リアセミトレーリングアームという4輪独立懸架を採用。 これは初代を踏襲したものだが、ワイドトレッドと大キャスター角、キングピンオフセットを小さくするなど、フロントサスペンションを新設計。その結果、優れた操縦安定性と直進性を手に入れた。 また、先進の電子装備にも注目が集まった。目的地の方向と距離をつねに表示する世界初のナビコンや、航続距離や到着推定時刻、消費燃料などを表示するクルーズコンピューター、人間工学からデザインされたエレクトロニックディスプレイメーター、スイッチひとつで操作できるマイコン式オートドライブなど、スポーツカーと言うよりもグランドツーリングカー的な装備が数多く搭載されたのだ。 セリカXX 2000GT ツインカム24(GA61) 全長×全幅×全高(mm) 4660×1685×1315 ホイールベース(mm) 2615 トレッド前/後(mm) 1425/1385 車両重量(kg) 1210 エンジン型式 1G-GEU型 エンジン種類 直列6気筒DOHC 総排気量(cc) 1988 ボア×ストローク(mm) 75.0×75.0 圧縮比9.1:1 最高出力(ps/rpm) 160/6400 最大トルク(kg-m/rpm) 18.5/5200 変速比 1速3.566/2速2.056/3速1.384/ 4速1.000/5速0.850/後退4.091 最終減速比 4.300 ステアリング ラック&ピニオン サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも) タイヤ 195/70R14(前後とも) 発売当時価格 214.2万円 初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
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