セゾンテクノロジーとウイングアーク1st、「HULFT Square」と「MotionBoard」などを連携
セゾンテクノロジーとウイングアーク1stは、ウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard Cloud」、データ分析基盤「Dr.Sum Cloud」と、セゾンテクノロジーの日本発iPaaSクラウド型データ連携プラットフォーム「HULFT Square」の連携ソリューションの提供を10月9日に開始した。 これにより、オンプレミスやレガシーシステムの社内データをHULFT Square経由で収集し、Dr.Sum Cloudによるデータ統合・分析や、MotionBoard Cloudでリアルタイムにデータを可視化する。従来必要だった情報システム部門でのデータ連携に必要な工数を95%削減し、現場部門でのデータ活用を推進できる。 近年、多くの企業が業務やビジネス改革を目的としたDXに取り組むなか、国内企業の約80%が、社内外で有するデータの全社や事業部門・部署での活用段階、または検討を行っており、データの活用について高い関心を示している。 一方で、社内のレガシーシステムや業務系SaaSなどさまざまなシステムに分散して存在するデータの活用には、その準備段階として情報システム部門によるデータの取得/連携作業が必要となることが多く、ビジネス部門が実際にデータ分析に取り組めるまでの期間や開発工数、コストが支障となっている。 今回発表した連携ソリューションでは、MotionBoard CloudとDr.Sum Cloud、HULFT Square間でデータを相互に連携するアプリケーションテンプレートを、HULFT Square上で無償提供する。 HULFT Squareはメインフレーム、UNIX/Linux、Windowsなどのオンプレミスやレガシーシステム、SaaSからノーコードでデータを収集・加工する。テンプレートとしてパッケージ化されたDr.Sum CloudとMotionBoard Cloudとのデータ連携スクリプトを利用することで、データ収集の自動化と、情報システム部門の工数削減を図る。また、ノーコード開発により、経営企画部門や営業・マーケティング部門など、ビジネスの現場部門主導でDr.Sum、MotionBoard Cloudでのデータ活用を促進する。