ヒット連発「Netflix」企画で“一番大事にする事” 「シティーハンター」はSNSでも大きな話題に
オリジナルドラマや映画を製作するプラットフォーマーとして、髙橋氏はその状況をどう見ているのか。 「個人的には地上波ドラマも楽しく拝見していますが、自分の企画においてそのトレンドを意識することはありません。ただ、トレンドが生まれた背景や、視聴者からどこに熱狂していたのかは分析します。 いま考えた企画が作品になる2~4年後のタイミングに、現在の社会性やトレンドがどう変わっているかを考える要素の1つにはなっています」
髙橋氏はNetflixに入って4年。いま課題に感じていることを聞くとこう答える。 「いま手がけているのが、映画やドラマフォーマット、アンスクリプテッドと呼ばれるバラエティや恋愛リアリティショーを含めて、年間15本前後。もっともっと作品を作っていきたい。魅力的なコンテンツを増やしていくことで、みなさんがテレビをつけたらまずNetflixを見ているというのが理想です。定常的にNetflixを見ていただけるようにするために、より多くのNetflixにしかない作品を作る努力は続けていきますし、それが目標だと思っています」
武井 保之 :ライター