【シン・防災グッズ】アートとして飾れる防災トイレが登場! 被災経験のある女性たちがプロジェクトの立ち上げに参画
台風、豪雨、地震といった自然災害への対策が必須な日本での生活。防災への備えはしっかりできていますか? 水や食料の確保はもちろん必要ですが、いざというとき困るのがトイレ問題。災害時、上下水道のライフラインが被害を受けると自宅のトイレが使えなくなります。そんなトイレ問題の助けとなる画期的なアイテムが今月登場しました! 日常は自宅にアートとして飾り、災害時は防災トイレとして使える『sonae 備絵』。アートなのにトイレ!? 気になる詳細をご紹介します! 【写真】女性用防災セットおすすめ10選
壁に飾ったアート、実はコンパクトな簡易トイレを収納
一見、普通のアートのように見えるこちら、実は防災用の簡易トイレが収納されているんです! フレーム内に、いざというとき活用できる災害時トイレキット30回分をコンパクトに収納、災害時や断水時にサッと取り出し使用できるというもの。普段はアートとして部屋に飾り、災害時はトイレになる、画期的なアート兼防災トイレ『sonae 備絵』です。
フレームを外すと簡易トイレキットが入った箱が出現!
この箱の中に30回分の簡易トイレキットが。大人がトイレに行く回数は1日平均5回。一人暮らしなら6日間分に。凝固剤、畜便袋、ウェットティッシュがセットになっています。
人気アーティストの作品を数多く展開
多くの人に使ってほしい、知ってほしいという思いから、人気アーティストの作品を数多く展開。 発売スタートとなった今月は、関東大震災発生から100年の節目を迎えることから「Reborn」と題し、“災害からの復興の希望”がテーマ。復興への不屈の勇気、大好きな故郷や日本への愛情、支えあい、励ましあうコミュニティの温もり、未来に向かうポジティブな気持ちなどをイメージした作品を人気アーティストが描き下ろしました。 写真はイラストレーター Aki Ishibashi(あきいしばし)さんの作品。
『sonae 備絵』プロジェクトの立ち上げには、被災経験のあるメンバーが参画。 プロジェクトリーダーの藤村彩央里さんは、2016年4月熊本地震で被災。「被災して初めて災害時のトイレ問題に気が付きました。 トイレに行きたくなったとき、『公園などの公衆トイレや仮設トイレなどで用を足せばいいか』などと浅はかに考えていましたが、大きな間違いです。 『sonae 備絵』が防災意識をもっていただくきっかけになればとても嬉しいです。」とコメント。 アシスタントディレクターの石井琴子さんは2017年7月九州北部豪雨で被災。「断水・停電した自宅から祖父母と妹が救助されたのは翌日の朝。丸1日トイレを我慢せざるを得ず、不安や恐怖、さらに生理現象を我慢しなければならないことで大きなストレスを感じたそうです。防災トイレを備えておけばあの日、ストレスを軽減することができたと思います」と話しています。 いざというときも快適に過ごしたい。トイレ問題を解決したいという思いから、今回のプロジェクトを立ち上げるきっかけになったそう。 『sonae 備絵』 ・フレーム ・アートボード ・簡易トイレキット(凝固剤、畜便袋、ウェットティッシュ) ※30回分(1人暮らしで約6日分、2人暮らしで約3日分) 価格 ¥30000~アート作品により異なります。詳細はサイトで確認を ※売上の一部を使い、全国の幼稚園・保育園に『sonae 備絵』の寄贈を予定 トイレ問題は被災して初めて気づく人も多いそう。内閣府の報告によると、発災後6時間以内に約7割の人が トイレに行きたくなるそう。実際に過去に被災し、避難生活を過ごした方には、水や食料の不足よりもトイレが流れないことによって溜まってしまう排泄物の処理に困ったという声が多く上がっています。また、水洗トイレが機能しないと、感染症のリスクが高まったり、害虫の発生の可能性が出るほか、自宅や避難所のトイレが不快なため水分摂取や食事、排泄を我慢。脱水症状、栄養状態の悪化、エコノミークラス症候群の引き金にもなることが。 いつ起こるかわからない大規模災害。備えとして日常に溶け込むアート兼防災トイレを取り入れてみませんか? 関東大震災が起こった9月1日は防災の日、そして自然災害の被害が多い9月は防災月間とされています。自分や家族のために防災について見直す絶好の機会。『sonae 備絵』の導入ををはじめ、非常時の備えを今一度確認してみてください!