10年目の先輩の給与明細を見たら…新入社員の自分と手取りが変わらない!? 入社後衝撃を受けた「給与・手当」の現実あるある
入社10年目の人と手取りがほとんど変わらない
Cさん(関東在住、20代、新社会人)が就職活動をした当時、会社説明会で何社か「初任給をUPしました」という説明を受けました。「賃上げのニュースを見るけれど、本当にあがっているのだな」とうれしくなったCさん、さらに夏のボーナスが新入社員にも支給されると知り「いい会社だなあ」と喜んでいました。 年末、初めて源泉徴収の手続きをする際、わからない項目があって入社10年目の先輩に質問したとき、あまり細かいことを気にしないタイプの先輩は自分の給与明細を見せながら説明してくれたそうです。 そこには、入社1年目の自分の手取りとほとんど変わらない数字が記載されていました。 「自分はまだ住民税も引かれていませんでしたし、先輩は財形もやっていてその分天引きも多かったですけど、正直10年経ってそんなに手取りが変わらないなんてショックでした。SNSで『初任給だけ上がってその他の社員の給与は据え置き。新人の方が基本給が高い』というツイートがバズっていましたが、ウチの会社も似たようなものだなと思って…」 衝撃を受けたCさん、すでに転職の準備を始めています。 ◆沼田 絵美(ぬまた・えみ)人材業界や大学キャリアセンター相談業務などに20年以上携わる国家資格キャリアコンサルタント。
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