強い冬型で積雪急増中 日本海側や関東甲信を中心に大雪や猛ふぶきに警戒 週後半は再び冬の嵐に
きょう22日(日)からあさって24日(火)ごろにかけて、日本海側や関東甲信の北部を中心に大雪や猛ふぶきが続くおそれがある。車の立ち往生などの交通障害、猛ふぶきによる見通しの悪化などに警戒が必要。25日(水)はいったん雪が弱まる見込みだが、週後半の26日(木)から27日(金)ごろは再び冬の嵐となるおそれがある。
西日本の平地でも積雪を観測
きょう22日(日)は冬型の気圧配置が強まり、上空には強い寒気が流れ込んでいる。この影響で、日本海側では平地も含めて雪の降っている所が多く、午前11時までに西日本の鳥取では2センチの積雪を観測している。 また、雪や風が強まり、午前11時現在は北海道檜山地方に暴風雪警報が発表されている。太平洋側にも雪雲が流れ込んで積雪が急増し、長野県北部と群馬県北部の一部には大雪警報が発表されている。大雪や猛ふぶきによる交通障害、見通しの悪化などに警戒が必要だ。
あさってにかけて 多い所で1メートル超え降雪予想
きょう22日(日)午後も山陰から北日本や、太平洋側でも近畿・東海・関東甲信北部の山沿いを中心に断続的に雪が降りそう。大雪や猛ふぶきが続くおそれがある。夜遅くになると山陰の雪は弱まる見込みだが、そのほかはあす23日(月)からあさって24日(火)にかけても雪が続く見通し。北陸や北日本では山沿いだけでなく、平地でも積雪が増えそうだ。
あす23日(月)朝にかけて降る雪の量は、多い所で北陸・関東甲信・東北で70センチ、東海は60センチ、近畿は40センチで中国地方は35センチの予想。その後、あさって24日(火)朝にかけてはさらに北陸で70センチ、関東甲信は50センチ、東海と東北では40センチと雪の量が増える見通しだ。
年始にかけて度々寒気 交通機関乱れる可能性も
あさって24日(火)にかけて、車の立ち往生や見通しの悪化に引き続き警戒が必要。自動車の利用はできるだけ控え、やむを得ず運転する場合は必ず冬用タイヤに交換し、車内にはスコップ・毛布・非常食などを用意するといいだろう。また、除雪作業は必ず2人以上で行って事故防止に努め、山沿いではなだれにも注意が必要だ。
なお、25日(水)にはいったん雪が弱まる見込みだが、週後半の26日(木)から27日(金)ごろにかけてはまた強い寒気が流れ込みそう。日本海側を中心に再び雪や風が強まって、冬の嵐となるおそれがある。さらに年始にも強い寒気が流れ込み、帰省やUターン時の交通に影響が出る可能性がある。今後も最新の情報に気を付けた方がいいだろう。 (気象予報士・鈴木悠)