死ぬまでに訪れたい!メキシコの名建築ルイス・バラガンの代表作を知っていますか?
バラガンの建築は、そのカラフルなイメージから、ともすればパワフルでにぎやかなものだと考えてしまいがちですが、実際の空間は静謐そのもの。 彼の特徴的な色使いは、決して突飛な発想から生まれたものではなく、ピンクはブーゲンビリア、赤はタバチン、薄紫はジャカランダ、黄土色は大地、青は澄みわたる空、というようにすべてメキシコの風土に由来しています。その土地で育まれた色だからこそ、過剰に主張することなく、自然と風景になじみ、居心地のよい空間を演出できるのでしょう。 もし彼の作品を見る機会があったならば、建築だけに目を向けるのではなく、彼が育ったメキシコの風土にも思いを馳せてみると、その世界観をより深く理解できるように思います。