「中盤の即戦力」マインツMF佐野海舟、デュエル勝利数リーグ2位で大活躍の前半戦を現地が絶賛「かけがえのない存在」
今夏に鹿島アントラーズからブンデスリーガの1.FSVマインツ05に加入したMF佐野海舟は、移籍1年目ながら素晴らしいパフォーマンスを披露し、評価を高めている。ドイツメディア『SWRSPORT』は、今夏における大当たりの補強として佐野のこれまでの活躍を絶賛していた。 【動画】佐野が躍動したバイエルン戦の個人ハイライトがこれだ! 昨季リーグ13位で終えたマインツは、今季ブンデスリーガ15試合を消化した段階で5位につけている。バイエルン・ミュンヘンやボルシア・ドルトムント、アイントラハト・フランクフルトなどの強豪にも勝利しており、好調を維持して前半戦を終えていた。 そんな絶好調のチームにおいて、中盤で、チームを支えているのが今夏加入した佐野だ。今季のリーグ前半戦では、ブンデスリーガ2位となるデュエル勝利数を記録するなど、圧倒的な存在感を放っている。14節のバイエルン戦では、マッチアップしたドイツ代表MFジャマル・ムシアラを完封し勝利に貢献するなど、すでにチームには欠かせない存在となっている。 同メディアは佐野について、「中盤の即戦力兼エンジン 」と前置きし、「このタイトルはありきたりだと感じる人もいるかもしれない。しかし、佐野にとっては適切だ。日本人選手は序盤からマインツの中盤でかけがえのない存在となった。彼は今シーズンのすべての公式戦で先発メンバーに名を連ねたが、90分間フル出場しなかったのは2回だけだった」と、加入後すぐにフィットした点を高評価。 さらに、「デュエルの強さという点では、佐野はリーグでトップ3の1人であり、マインツの中盤を著しく安定させている。佐野の好調な成長の決定的な要因は、中盤のナディーム・アミリとの相性だ。当初は言語の壁があったにもかかわらず(佐野はドイツ語も英語も話せなかった)、今では二人は団結している。アミリは創造性をもたらし、佐野は構造と安定性をもたらし、この2人の組み合わせがマインツのゲームをより高いレベルに引き上げる。」と、相棒として中盤の底でタッグを組む佐野とアミリの相性も、高いパフォーマンスを維持し続けていることに影響していると指摘していた。 またマインツを率いるボー・ヘンリクセン監督が、「佐野はブンデスリーガだけでなく国際的にも、あのポジションで最高の選手の一人になれる」と語ったコメントを紹介しており、マインツにとって大当たりの補強となった佐野を絶賛している。
フットボールチャンネル編集部