【パリ五輪】優勝への大一番を迎えるアメリカ。“3週間で3度目”のセルビア戦に向け、レブロンは「最初の2試合の結果は関係ない」<DUNKSHOOT>
アメリカでチームトップの平均7.8アシストに13.8点、5.8リバウンド、1.3スティールを残すレブロン・ジェームズは準々決勝終了後に「どの試合も俺たちにとってテストなんだ。最初の2試合の結果は関係ない。木曜日(準決勝)に勝つことが重要なんだ。だから明日のフィルムセッションに集中し、木曜日も準備を整えて、試合に臨むことが必要だ」と気を引き締めている。 ここまで4戦全勝、すべての試合で17点差以上をつけて勝ち上がっているアメリカは、優勝候補筆頭に変わりはない。ただ、昨季ボストン・セルティックスでNBAチャンピオンとなったジェイソン・テイタムはこう話す。 「誰もが僕らの勝利を期待している。けどそれは当たり前なことなんかじゃない。カナダも(フランスに)敗れてしまった。これは(NBAの)プレーオフじゃない。1試合ではどんなことだって起こり得るんだ」 リベンジに燃えるセルビアに対して「同じ相手を3回連続で倒すことは難しい。だからタフな試合になると予想している」というテイタム。それでも、「楽しいゲームになるだろうし、僕は楽しみにしている」と意気込んでいた。 4戦先勝方式のプレーオフとは異なり、国際大会の決勝トーナメントは一発勝負。NBAではシリーズの流れを変えるプレーが起こっても翌戦以降に修正すればいいが、オリンピックではそうはいかない。 NBAでも昨季からインシーズン・トーナメントが導入され、一発勝負の戦いが繰り広げられた。その初代王者となったロサンゼルス・レイカーズのレブロンとアンソニー・デイビスを筆頭に、豪華戦力を有するアメリカが、世界中が注目する舞台でも勝ち切ることができるか注目したい。 文●秋山裕之(フリーライター)
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