DDTの飯野雄貴が舞台俳優へ初挑戦!10周年を迎えた『ぐらんぶる』で脱ぐも「試合中パンツ一丁じゃないですか(笑)抵抗はないです!」
――2.5次元舞台は今色々なプロレスラーが出られて、エル・デスペラードさんや関本大介さんや安納サオリさんなどが出られた事でプロレスファンになる演劇ファンの土壌ができていると思います 「なつぽい(万喜なつみ)さんは東京女子にいらっしゃった時にもなにかに出られていて、役者業やられてる方なんだと思いました。DDTにもLDHの武知海青さん出たりとか、2.5次元俳優の桜庭大翔さんが12月の両国国技館でデビューするとか、解説席に声優さんがいたりとか、前でいうと純烈さんとか、DDTは他業種多方向の人たちオファーしてやってますし。今回僕もぐらんぶる出て『こういうプロレスラーいるんだ。気になるな1回見に行こう』と思ってくれたら嬉しいですね」 ――演劇ファンにご自身の試合でどういう所を見て欲しいですか? 「ギャップですね。『喋らないんだ』って。うぉーうぉー言ってるよこの人、暴れてるんだみたいな。あとは舞台とはまた違うじゃないですかプロレスは。戦ってるんで常に。そういうところで体型通りだなって思ってほしいです。その体を生かしてこうされてるんですねって思ってくれてもいいですし、そこを魅力的に思ってくれたら嬉しいなと思います」 ――飯野選手は先日アイアンマン王座を奪取したことで、あとKO-D無差別級を取ればDDTのシングルタッグ全制覇まであと一歩のところまで来ています 「そうなんだ!? 6人タッグをめっちゃ持ってるイメージあるんです自分の中で。ALL OUTの時もセクシーさんのフェロモンズの時も6人タッグで、EXTREMEもセクシーさんの時に。タッグも遠藤さんと最近とって、10人タッグも両国国技館でとってますし、ユニバーサルもいつどこでとって、あと無差別だけか・・・完全グランドスラムですね!視野に入りました!」 ――最近は無差別級戦線には加わっていなかったイメージがあります 「自分が正直今やっぱヘビー級とどうしても試合がしたい、それはもう一番にあって。12月に石井智宏さんとの試合が決まりましたけど、自分の中でヘビー級としての確立をしていきたい。なぜかっていうと樋口(和貞)さんや吉村(直巳)さんが欠場したり、火野(裕士)さんもいなくなり、納谷幸男が僕がちょっといなかった間に名が上がりましたけど、身長あるけどヘビー級として確立できてない部分がある。対して僕が今勢いよくユニバーサルとって、DDTのヘビー級には飯野雄貴がいるんだぞっていうのを今やっぱり一番広げたいのがありますよね。それが確立できた時にKO-D無差別級に挑戦したいですね。そこでグランドスラムで、世の中にDDTヘビー級の飯野を見せつけたいです」 ――しばらくは他団体を含めヘビー級と試合をしていきたいと 「どんどん若いヘビー級の人とやりたいですね。石井智宏さんも新日本ですごい人なんですごく楽しみですけど、もっと若いヘビー級の選手としたいです。まあリミットブレイクでちょっとやらせてもらったんですけど、潮崎豪さんとやったのがそう思った一番でかいキッカケかもしれないですね僕の中で。潮崎さんとシングルしたりタッグでやった時に、やっぱチョップ合戦やタックルやったりラリアット合戦、僕の中で一番楽しく試合ができましたし、ツラいですけど痛いですけどやっぱそこは本当に楽しくて。だからヘビー級ともっと試合したいですね」 ――DDTは体格で劣る事も多いので自分が他団体からの壁になるという思いも 「それは本当に思います。DDTヘビー級いないでしょ?って、いやいやいるよっていうの見せたいし、樋口さんが戻って来た時に僕もいて納谷もいてっていうのを見せたいというのはあります」 ――樋口さん最近結婚されましたけど飯野さんは 「びっくりしちゃいましたよ!先を越されました。僕も幸せになりたい気持ちは多少ありますけどね、その前にちゃんと人と付き合えるのかって部分はありますよ・・・」 ――突然童貞みたいな 「ぐらんぶるですから。ど、童貞じゃないですよ!でも僕も今年30歳なんで・・・やばいです」 ――プロレスラーの他にパーソナルジムも経営されているので収入面でもしっかりされていますし 「そうですね。パーソナルジムの方が順調に動いちゃってますけど、プロレスがあってパーソナルジムがなってますし、本当そこはプロレスに感謝、DDTに感謝しています。プロレスラーじゃなかったらただの大きいトレーナーですから。今パーソナルジムって大会出るトレーナーとかもいっぱいいるじゃないですか?でも現役プロレスラーがやってるってあまり無いじゃないですか。そこに対して僕はどんどん宣伝していきたいし打っていきたいというのがあるので、現役っていうのが一番でかいんですよね何やかんやで。現役ですって動画や試合で見せられれば、ちゃんと動いててしかもジムもちゃんと自分で指導できるんだって信頼されますし文句も言われない。そこは僕の中で一番大きいんですよ。現役だと生で見られるじゃないですか。説得力が違いますし、その姿を見て頑張ろうと思ってもらえますし、お客さんも『飯野さんは現役でやってて経営もやってて舞台もやってて、僕も頑張ろう』と思ってもらえるように日々セッションをしてます」 ――忙しくないですか? 「毎日働いてますよ。パーソナルジムも今日朝8時~10時でセッションして、今インタビュー受けて舞台の稽古させてもらって、21時~23時までセッション入ってるんで。やりがいがあってすごい楽しいですよこの1ヶ月間めちゃめちゃ」 ――教えてると自分の体にフィードバックがあったりとかはありますか? 「ありますあります。お客さんを指導するにあたり、自分が作ってく身体なんで、『この関節が動くんだ』『この人こういう感じで動かせるんだ』って知って自分もやってみようって繋がりますし、人の身体ってほんと不思議で動かし方に色んなクセがある。僕もクセがあるかもしれないって鏡で見たりとかして発見がある」 ――その研究した身体づくりが演者として舞台上で発揮されますね。今回スキューバダイビングがテーマですけど筋肉の違いはあるんですか? 「ありますよ。水泳って柔軟性が大切なんで。今回ぐらんぶるの練習で、スキューバダイビングを実際にやったんですよ。全然違いましたね。手を使わず基本的にばた足なんで、しかも(機材を)担いでるじゃないですか?なかなか新鮮でしたね。こうやって動くんだ、足ってこうやって使うんだと」 ――それを舞台上で伝えるっていうことに関して難しくないですか? 「でもやったからやっぱりイメージがつきますね。こうやって手とか足とかやればいいんだって。まだまだ僕が出来てるかって言ったら難しいですけど、他の役者の皆さんはほんと素晴らしいです」 ――ダイビングのライセンスをとってみようって気持ちは生まれましたか? 「ちょっと考えましたねやってて。とったら面白いだろうなと思いますけども、いざライセンス取得するために海に行ったら怖いです(苦笑)前プールだったんで、海って波もあるし広いし怖いと思います。でも最近プールでのプロレスとか湖とかもあるので、海上プロレスとかプロレスラーとしての幅が広がるならとろうかな(笑)」 ――2.5次元俳優の桜庭大翔さんのデビューが12月28日両国国技館で決まってますが、ご自身も2.5次元俳優でデビューする部分で意識はしますか? 「僕の逆のパターンじゃないですか?だからどういう動きするのかなっていうのは楽しみです。でも舞台の役者さん今見てて、多分表現はすごいと思います。戦ってる中でどういう表現するのかなっていう楽しみもありますし、やっぱそこは僕も見て役者の方すごいなって勉強になるかもしれないし、戦いの部分をどうできるのかって思いますし、運動神経が良くても戦えるかどうかは別じゃないですか?そこだと強さも必要だし、いくらバキバキの身体でボディビルダーの人でも強さがなかったら勝てないと思います。お客さんも身体だけだなと思うかもしれないし、どう見せてくれるのかすごい楽しみではあります。でもダムネーションに行っちゃいましたからね。どうなるかわかんないですよ。佐々木さんよりすごいヒールの持ち主でリーダーになっちゃうかもしれない(笑)」 ――今回舞台で初めて飯野選手を知った人も、2.5次元俳優のデビュー戦があるので12月の両国には是非来て欲しいですね。では最後に改めて舞台も含めて意気込みをお願いします 「僕は両国の前の12月22日の後楽園ホール大会で石井智宏と闘うので、本当に肉弾戦、ザ・ヘビー級としての試合をしたいと思います。そこで勝って一株上げてDDTのヘビー級に飯野がいるぞって見せたいと思います。その先にKO-D無差別級を目指します。ぐらんぶるはもうとにかく日々全力でやって舞台に臨んで100%、120%以上の力を出して10公演頑張りたいと思います!ぜひDDTファンは見に来てください!」 舞台『ぐらんぶる』 日程:11月13日~17日(全10公演) 会場:池袋・Theater Mixa 出演者:高本学(北原伊織役)/佐伯亮(今村耕平役)/立花紫音(古手川千紗役)/横野すみれ(古手川奈々華役)/ 河本景(吉原愛菜役)/飯野雄貴(時田信治役)/君沢ユウキ(寿竜次郎役)/松永有紘(野島元役)/織部典成(御手洗優 役)/ゲスト:ぐんぴぃ(春とヒコーキ)