11人の名前あがる“乱戦模様”自民党総裁選 小林鷹之氏が出馬会見へ
日テレNEWS NNN
来月行われる自民党総裁選挙は、候補者として11人の名前があがる乱戦模様です。19日午後、小林鷹之前経済安保担当相が先陣をきって、出馬会見を開きます。 小林議員は49歳。「党の刷新」が今回の総裁選では問われる中、中堅・若手を中心に「世代交代」を求める象徴として期待が集まっています。19日朝、日本テレビの単独インタビューに答えました。 自民党 小林前経済安保相 「(出馬表明が)結果としておそらく最初になると思うんですけれども、チャレンジャーですし、やはりこれからの自民党を新しく生まれかえさせていくという意味では、自分がやっぱりファーストペンギンとして飛び込んでいく、そこに一つの意義があるんじゃないかと」 小林議員は、午後2時から国会内で出馬会見を開きます。関係者への取材で、19日発表する政策の柱は、経済、外交、党改革の3本柱になるということで、中でも裏金事件で失墜した党の信頼回復に向けた党改革や憲法改正の必要性を前面に出す考えです。 鷹之の鷹、英語でホークをとって「コバホーク」が愛称の小林候補。「若手のホープ」として注目され最大のアピールポイントは「刷新感」です。一方で、弱点は「経験不足」。あるベテラン議員は「選挙の顔になるかもしれないが党運営、政権運営は混乱する」と危惧しています。 11人が乱立する中、小林氏は立候補に必要な推薦人20人の確保はできたとして、正式に出馬表明に踏み切りスタートダッシュをかけたい考えです。 上川外相 「応援するよと、初の(女性)総裁になってと、大変多くの方々から励ましの言葉をいただいておりまして、手応えを感じているという状況であります」 一方、出馬に意欲を示している上川外相は、推薦人確保に向け自ら電話をかけ支援要請をしていると明らかにしました。上川氏は「手応えを感じている」と強調しましたが、出馬に向けた20人を確保できるかが今後の課題となります。 小林氏を皮切りに、今週中に出馬表明が続くとみられ、総裁選レースはさらに加速していくとみられます。