鎌田大地vs菅原由勢は実現せず…クリスタル・パレス、最下位サウサンプトン撃破で今季4勝目
プレミアリーグは29日に第19節が行われ、クリスタル・パレスとサウサンプトンが対戦した。 【順位表:プレミアリーグ】 今季未だ3勝で16位に沈むクリスタル・パレスと、直近8試合で2分け6敗と指揮官交代後もなかなか浮上のキッカケを掴めない最下位サウサンプトン、低迷する両チームがセルハースト・パークで激突した。ホームチームでは鎌田大地、アウェイチームでは菅原由勢と、日本代表の2人は共にベンチスタートとなった。 試合は序盤からホームのクリスタル・パレスが攻勢。10分付近からホームチームが相手ボックス内でチャンスを作っていくが、先制したのはサウサンプトンだった。左サイドで受けたウォーカー=ピーターズがドリブルで侵入すると、最後はディブリングが押し込んだ。期待の18歳新星のゴールで、アウェイチームがリードを奪う。 失点したクリスタル・パレスだが、その後も相手陣内に押し込む展開は作り、25分には決定機も訪れるが、ゴールに繋がらない。それでも32分、CKからチャロバーがヘッドを叩き込んだ。競り合いの中でマテタのファールがあったかどうかVARレビューも行われたが、ゴールは認められ、ホームチームが同点に追いついている。その直後にもサールに決定機が訪れたが、GKラムズデールがファインセーブ。レルマのバイシクルシュートも守護神に阻まれたが、試合を振り出しに戻して前半を折り返した。 後半に入ると、サウサンプトンは48分にデザインされたセットプレーからチャンスを作る。51分にはアリボに代えてウゴチュクを投入した。しかし52分、クリスタル・パレスが逆転に成功。セットプレーのこぼれを拾って再び展開すると、最後はエゼが強烈なシュートを突き刺した。ホームチームが後半早々に前に出る。 逆転されたサウサンプトンは、64分にマテウス・フェルナンデスが個人技から決定的なシュートを放つと、65分にはアーチャーとスレマナを投入。攻撃的なカードを切ってゴールを目指す。以降はボールを持つ時間を増やすものの、なかなか決定機までは至らない時間が続いた。87分にはマニングとララーナを送り出し、勝負に出る。 一方で86分に鎌田大地とドゥクレを投入したクリスタル・パレスは、その3分後に鎌田がチャンスに絡んだものの、追加点には至らず。それでもリードを守りきり、2-1で勝利。今季4勝目を挙げた。一方のサウサンプトンは、未だ1勝のみと苦しい戦いが続いている。