【皐月賞】ビザンチンドリーム 手応え十分で併入 無傷3連勝での戴冠へ 坂口師納得「精神状態がいい」
「皐月賞・G1」(14日、中山) 無傷3連勝での戴冠を目指すビザンチンドリームは10日、国分優(レースはムルザバエフ)を背に栗東CWでペイシャコパ(3歳1勝クラス)と併せ馬。雄大なフットワークを繰り出し、手応え十分に併入フィニッシュ。6F86秒4-40秒1-11秒6を計時した。 坂口師は「先週より折り合いはスムーズでしたし、リラックスして走っています」と納得の表情。今回はハミをトライアビットに変更して臨むが、「替えた効果はあります。前走時から大きな変化はないけれど精神状態がいい。それが一番ですね」と着実なステップアップを口にした。 デビュー戦は発馬で後手に回った上、スローペースで前残りの展開。それでも、直線で次位に0秒9差をつける別格の末脚を放ち3馬身差の完勝劇。前走のきさらぎ賞も出遅れるなどスムーズさを欠きながらも、大外一気に差し切った。まだ荒々しさは残るが、この2戦で見せたパフォーマンスは紛れもなく本物。未対戦組と決着をつけ、一気に頂点を奪取しても不思議ではない。