ゆるいのにやせる!効率よく脂肪を燃やす走り方
のです。しかも、ジョギング中に休まず走り続けた場合と、休みながら走った場合でも結果はそれほど変わりませんでした」 つまり、たった10分でも脂肪燃焼に効果があり、しかも「あそこの信号までは走って、その先の信号までは歩こう」という走り方でもかまわないのだ。しかも、ジョギングにはやせる以外にも数多くのメリットがあるという。 ※1 MARIE H. MURPHY and ADRIANNE E. HARDMAN(1998).Training effects of short and long bouts of brisk walking in sedentary women:Med Scl Sports Exerc 30;(1):152-157
「例えば、脳機能が上がります。脳にある海馬は記憶や感情のコントロールなどを司る部分ですが、年とともに縮小するとされています。歳をとって忘れっぽくなったり、怒りやすくなったりする人がいるのはこのため。でも、有酸素運動をすることで、海馬が逆に大きくなることがわかっているんです※2 」 走ることによって、記憶力が上がるのはもちろん、感情にふりまわされないメンタルも手に入るといえそうだ。うれしい効果はまだある。
「人間の体は、加齢によって毛細血管が減っていきます。血管が減ると、栄養を運ぶ“道”がなくなって老化が加速するんです。でも、これらの血管は、ジョギングなどの運動によってのみ増やせることがわかっています。毛細血管が増えれば増えるほど、栄養を体のすみずみに運ぶことができ、細胞レベルで健やかな状態に変わっていけるということです」 ジョギングを始めてみたら、体が引き締まり、脳が冴えてきた。いろいろなアイデアが湧いてくるし、メンタルも安定していい感じ。さらにアンチエイジング効果で肌ツヤまで良くなっていた……こんなビジョンが見えたら、あとは始めるだけ。では、どんなふうに走ればいいのだろう。