「灘町宮内家」文書目録完成 市民団体らの活動実る(愛媛)
江戸時代に現在の伊予市灘町の浜辺を開発し商業地へと発展させた庄屋・豪商の宮内家に関する「灘町宮内家文書」のうち、江戸期約900点の目録が完成した。1999年の文書発見から四半世紀。文書や国登録有形文化財「宮内家住宅」の保存、活用に向けた市民団体や専門家らの活動が着実に実を結んでいる。 文書は商取引の記録や証書類、絵図などで、明治期以降も含め約3千点ある。愛媛大の内田九州男名誉教授や市民団体「灘町・宮内邸を守る会」が中心となり、99年から調査研究に取り組んでいる。目録は資料の表題や年代、寸法などを表にし、「近世編」として2018年3月~24年3月に全3巻を市教育委員会から刊行した***
愛媛新聞社