新天地でも結果を残すイカルディ【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
CFをめぐる一騎打ちこそ指揮官の最大の頭痛の種に
公式戦14試合で11ゴールと、イカルディは新天地のパリSGでも持ち前の決定力を遺憾なく発揮。カバーニとの定位置争いをリードする。(C) Getty Images
セリエAで二度得点王に輝いたイカルディが、フランスの新天地でもコンスタントに結果を残している。パリSGのクラブ記録を持つカバーニとのポジション争いは、もしかすると次の移籍市場で決着するかもしれない。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2019年11月21日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― 熱気と冷気の両方を発しているのが、今シーズンのパリ・サンジェルマンだ。チャンピオンズ・リーグ(CL)ではレアル・マドリーからの1勝を含めて開幕4連勝、10得点・0失点で一気に決勝トーナメント進出を決めている。一方のリーグ・アンでは予想通り首位を独走しているとはいえ、早くも3敗。これは多すぎる。 3つの黒星を振り返ると、2節は敵地でレンヌに敗れ(1―2)、7節はホームでスタッド・ドゥ・ランスに完敗を喫し(
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