マジックサンズ

　「ホープフルＳ・Ｇ１」（２８日、中山） 　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生（美浦）、吉田順一（栗東）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＡ～Ｃ評価しました。週末の予想にお役立てください。 【馬体診断】２歳中距離王はどの馬か？ホープフルＳの有力馬をチェック 　【マジックサンズ　Ａ】 　函館と札幌の芝千八を連勝。父キズナは青鹿毛だったが、当馬は黒鹿毛で古馬時の父と同じくらいの体重でデビューした。腹袋がありつなぎの感じもよく似ており、父同様に息の長い末脚が武器。札幌２歳Ｓは小回りを意識し、早めに動いて上々のまくり脚を発揮して２歳女王をねじ伏せた。今回は約４カ月ぶりの実戦だが、須貝厩舎らしく豊富な運動量と乗り込み量を誇り、筋肉量が増して余分な脂肪のないシルエット。前腕とトモのボリュームも目につき、前後のバランスも良化。ここを目標に態勢は整っている。（馬サブロー栗東・吉田順一） 　〈１週前追い切り診断〉佐々木を背に栗東ＣＷで６Ｆ７９秒１－３６秒０－１１秒５（一杯）をマーク。直線でステッキが飛ぶと、しっかり反応。パワフルな走りで内のリアライズオーラム（２歳１勝クラス）に半馬身先着した。主戦がまたがったことで馬自身も気持ちのスイッチが入ったようで、先週までとは気配が一変。当週は脚慣らし程度で十分だろう。