【速報】国土交通省が川崎重工・神戸工場に立ち入り調査 船舶用エンジンで燃費性能のデータ改ざん
川崎重工業は、船舶用のエンジンなどの燃料消費率の測定データを改ざんしていた問題で、国土交通省の職員らが22日午前、神戸市内にある川崎重工業の工場へ立ち入り調査に入りました。 立ち入り調査に入ったのは神戸市中央区にある「川崎重工業」の神戸工場です。 川崎重工業によりますと、船舶用のエンジンを組み立てた後に行われる試運転のデータについて、実際に測定された燃料消費率とは異なる数値を記載していたということです。データの改ざんは、2000年以降に国内外向けに製造されたほぼ全てのエンジン、673台で行われていました。 川崎重工業によりますと、不正を行ったエンジンについて、安全性に影響する事案は確認されていないということです。 国交省は関係者から検査の状況などについて聞き取る予定です。また、川崎重工業に対し全容を解明するとともに再発防止策を策定し、9月末までに報告するよう指示しました。