大阪市・松井市長が定例会見6月20日(全文1)当日のお楽しみやね
砲兵工廠を今後活用する考えはあるのか
読売テレビ:読売テレビです。G20の開催に伴って大阪城のほうでも各国首脳が集まって記念撮影するんじゃないかといわれていますが、大阪城の近くには大阪砲兵工廠、あると思います。 松井:ん? 読売テレビ:大阪の砲兵工廠。廃虚になっているものがあると思いますが、それの安全面であったり、景観の問題であったり、そういった点どのように考えていらっしゃるでしょうか。 松井:景観的には、各国首脳が集まられる場所からよほど無理しないと見えないと思いますよ。景観的には。安全面は特に今そこはオープンされてるわけではありませんから、耐震的な問題ありますからクローズに、立ち入り禁止区域ですから。今閉ざされているわけで、なんの問題もないんじゃないかなと思っています。 読売テレビ:砲兵工廠のほう、空き家の活用の話もありましたが、今後活用していくお考えなどはあるんでしょうか。 松井:現在その建物については、土地所有者が近畿財務局、建物もね。それから建物の歴史的価値っていうことで文化庁が今の外観守るとか、いろいろ文化庁の思いもあるらしいんで、今の時点で大阪市としてあの建物に対してなんらか、大阪城公園の魅力の1つとして取り入れようというのはありません。あまりにもそろばんが合わないと思います。 読売テレビ:吉村知事は、市長時代に目を付けていると、何か活用できないかというふうにおっしゃっていたこともあったんですけれども、今はもうそろばんが合わないと考えていらっしゃるということですか。 松井:うん。それはそろばんが合えばやりますよ。だから吉村市長時代は具体的な価格とか、文化庁の建物に対しての規制とか、そういうものが具体的な課題が表に出てない時点だったんで。僕が市長としてそれを活用するにどの程度の財源が必要なのかということを考えた中では、ちょっとそろばんが今、合わないと思います。 読売テレビ:今後どういったところが解決されていけば活用の可能性がありますか。 松井:あの建物、ただのね。あれを歴史的建造物と見るのかどうなのかと。文化庁がもう口出さないということになればやります。あの建物を歴史的建造物として、要は外観を守りながら耐震補強を中でやると。これはむちゃくちゃなお金掛かります。つぶして一から建てたほうがよっぽど安上がり。だから文化庁があの建物に対しての規制というか、あの建物の外観を守るとか、そういう文化庁から手が離れれば、十分、大阪市としても取り組む余地はあると思います。 司会:ほかに質問のある方、おられますでしょうか。よろしいでしょうか。それでは終了いたします。ありがとうございました。