霧降劇場 バックス地元で連覇 延長戦制す アイスホッケー全日本選手権
とちぎテレビ
アイスホッケーの全日本選手権は8日、日光市で決勝を行い、H.C.栃木日光アイスバックスはレッドイーグルス北海道と対戦しました。 14年ぶりに地元、日光霧降アイスアリーナで行われた全日本選手権の決勝。初の連覇を目指すバックスは第1ピリオド残り4分、相手の反則で1人多いパワープレーのチャンスを得ると、地元、日光市出身のウイング、寺尾が距離のあるところから強烈なシュートを突き刺し先制します。 第2ピリオドで同点に追いつかれ、1対1で最終第3ピリオドに入ると、それまでのロースコアゲームから打って変わって大きく得点が動きます。開始8分、自陣ゴール付近のパックの奪い合いから逆転のゴールを許します。リードされたバックスは、その1分後、スピードに乗った攻撃から最後は日光市出身のフォワード古橋が合わせ、すぐさま同点に追いつきます。そして、直後には寺尾が角度のないところからこの試合2点目、同点ゴールからわずか10秒足らずで逆転に成功します。 このまま勢いに乗るかと思われたバックスでしたが残り5分、再び同点に追いつかれ、さらに、直後に逆転されます。あとが無くなったバックス、タイムアウト後、残り1分を切ったところで、6人攻撃を仕掛けると古橋が劇的な同点弾、4対4で5分間の延長戦に持ち込みます。 延長は3対3のサドンデス方式で開始直後でした。主将のフォワード、鈴木が決勝点をあげ、5対4で点の取り合いを制しました。 敗戦が濃厚な展開からまさに霧降劇場を見せたバックスが2年連続4回目の優勝を果たし、ファンに少し早いクリスマスプレゼントを届けました。
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