眠りとお茶の専門家も推す「氷水出し緑茶」で睡眠の質が向上!熱帯夜に試したい、夜の新ルーティン
ぐっすり眠れる!「氷水出し緑茶」でテアニンを摂ろう
そこで“お茶博士”として、お茶の健康効果を伝える大妻女子大学名誉教授の大森正司先生が推奨しているのが、「氷水出し緑茶」なんです。 まず、温度と緑茶成分の溶け出し方の関係について見てみましょう。 ・アミノ酸(旨味)・・・湯の温度の高低に関係なく溶け出す ・カテキン(渋味)・・・湯の温度が高くなるにつれて溶け出す ・カフェイン(苦味)・・・湯の温度が高くなるにつれて溶け出す 緑茶に含まれるカテキンとカフェインは高温で溶け出てきます。つまり低い温度でも溶け出るのはアミノ酸だけ。氷水で緑茶をいれると、カフェインやカテキンを抑え、アミノ酸が多く溶け出たお茶を作ることができるのです。お茶に含まれるアミノ酸の半分以上がテアニンのため、氷水出し緑茶は就寝前に飲むのにぴったり。 さらに旨味成分であるアミノ酸が相対的に多く溶け出ているので、カテキンやカフェインによる渋味や苦味はほとんどありません。 それでは、早速「氷水出し緑茶」を作ってみましょう!
甘味&旨味たっぷり!「氷水出し緑茶」の作り方
(1)急須に緑茶葉をティースプーン2さじ(約4g)入れる (2)氷を2~3個入れ、水90~100mlを注ぐ (3)ふたをして5分ほど待つ (4)軽く振ってから、湯呑みやコップに注いで飲む 目にも涼やかな緑茶を口に含んだ瞬間、甘くてまろやかなおだしのような味わいが。ひんやりと喉ごしもよく、冷たくさわやかな緑茶が疲れた身体にスーッと染み込んでいきます(この日も暑い日でした)。 さらに、氷水出し緑茶を飲んだ後、比較用に同量の茶葉を90℃以上の湯で1分抽出した緑茶を飲んでビックリ! こちらが普段よく飲んでいる温かい緑茶なのですが、氷水出し緑茶があまりにまろやかで甘くておいしかったので、私は苦味を強く感じました。 緑茶をいれる温度によってこんなにも味わいが変わり、抽出できる成分も異なるなんて……知らなかった! ちなみに大森先生いわく、夏の常温の水は10℃近くあるため、氷を入れずに作るとカテキンなど他の成分も溶け出てしまうそう。なのでやはり氷を入れるのは必須! 氷水出し緑茶は1晩置いてもおいしいので、多めに作っておいて、残った分は翌日飲んでもよいとのこと。 冬は氷水出し緑茶を作って、電子レンジで温めて飲めば、成分は変わらないそうです。また、茶葉ではなく、ティーバッグで作ってもOK。カフェインが少なく、甘味が強いので子ども用にもおすすめです。 さらにこんな便利なアイテムも! こちらのボトルは伊藤園の過去の景品で、ボトルのふたの中にステンレスの茶こしがついていて、茶葉を使った水出しが簡単にできるんです。最近は急須がない家庭も増えてきましたが、これ1本あれば茶葉を気軽に楽しめますね。 現在開催中の「絶対もらえるキャンペーン」では、「理想の急須2024」を開催中。その中で、結露しにくい茶こし付きの「理想のマイボトル」もプレゼントしているので、気になるかたはHPをチェックしてみてください(2025年2月28日まで。景品は変わる可能性があります) また、東京・新橋にある「お~いお茶ミュージアム」では、8月より「夏におすすめ!冷たいお茶のいれ方体験」(約1時間)を行う予定も。ぜひ家族みんなで夏のお出かけにもどうぞ!