正月行事「ハマテゴ」って? 無病息災祈り、転がるダイダイを矢で射る昔ながらの遊び。命中時の勝どきは…
鹿児島県枕崎市の小江平地区に伝わる正月行事「ハマテゴ」が2日、同市桜木町の小江平公民館であった。小中学生21人が、転がるダイダイを矢で射る昔ながらの遊びを楽しんだ。 【写真】射抜いたミカンを掲げ喜ぶ子ども=2日、枕崎市桜木町の小江平公民館
「破魔稚児」や「破魔太鼓」と書くとされ、弓矢で魔をはらい、無病息災を祈る。かすりの着物姿で竹の弓を構えた子どもたちは、目の前を転がる小さな的に悪戦苦闘。途中、大きめのミカンも登場し、命中すると矢を掲げ「テゴテゴー」と勝ちどきを上げた。 見事に的を射抜いた枕崎小学校4年、上釜悠虎さんは「去年も命中したので自信があった。たくさん勉強して、将来の日本をよくしたい」と新年の抱負を語った。
南日本新聞 | 鹿児島