20日(火)も急な雷雨に注意が必要です。湿った空気の影響で、大気の状態は非常に不安定でしょう。黒い雲や雷の音など、天気急変のサインを見逃さないようにしてください。また、蒸し暑い一日になる所が多いでしょう。お盆休みの疲れも残っているかもしれません。熱中症には引き続きお気をつけください。

20日(火)夕方の発雷確率

　20日(火)も広い範囲で発雷確率が高くなっています。急な強い雨や落雷、ひょう、竜巻などの激しい突風にもお気をつけください。晴れ間が出たとしても天気急変のおそれがあります。

台風9号の予想進路

　雷雨をもたらす原因の1つが台風です。台風9号はすでに列島に湿った空気を送り込んでいます。20日(火)も影響は続きそうです。なお、台風9号は今のところあまり発達はしない見込みで、東シナ海を北上するでしょう。

台風9号に関する情報

　台風9号は徐々に沖縄から離れていく見込みですが、沖縄は20日(火)にかけてもざっと雨が強まり、激しい雨になることがありそうです。予想よりも雨雲が発達した場合や停滞した場合には警報級の大雨になるおそれがあります。また、引き続き非常に強い風の吹く所がある見込みです。

20日(火)昼過ぎの天気分布

　朝からにわか雨や雷雨があちらこちらであるでしょう。特に近畿と中国四国地方は雨が長い時間降るところもある見込みです。北海道の雨は次第に止むところが多くなる見込みで、日本海側やオホーツク海側を中心に次第に青空が広がるでしょう。

20日(火)の予想気温

　熱中症のリスクは引き続き高い見通しです。湿った空気の影響でかなり蒸し暑いでしょう。福岡や前橋など35℃以上の猛暑日になる所もありそうです。一方で、北海道には雨のあとは乾燥した空気が流れ込みます。気温も下がり、札幌は半月ぶりに25℃を下回りそうです。 （気象予報士・菊池真以）