元大関の琴風浩一氏、NHK専属解説者”デビュー“「生の迫力に改めて相撲は楽しいし、面白いと思った」
◆大相撲 ▽九州場所初日(10日・福岡国際センター) 今場所からNHK大相撲中継の専属解説者に就任した元大関の琴風浩一氏(本名・中山浩一、スポーツ報知評論家)が“専属解説デビュー“した。 初日の中継の正面解説を務めた琴風氏は「昨日の夜から緊張してあまり寝られなかったです。2年半ぶりの解説席、大相撲の世界に53年もいて、もうおなかがいっぱいかなと思っていましたが、生の迫力に改めて相撲って楽しいし、面白いなと思いました。初日の採点は60点ぐらいかな。瞬間、瞬間のスピードにまだ解説が追いついていない感じがしました。それも時間が解決してくれると思います」とコメントした。 元尾車親方の琴風氏は日本相撲協会理事として事業部長などの要職を務めた。2022年4月の定年退職後は再雇用の参与となり、今年5月に任期満了の70歳を待たずに協会を退職していた。NHKの専属解説者は、元横綱の北の富士勝昭氏と元小結の舞の海秀平氏が務めている。体調不良で休養中の北の富士氏は今場所も出演しない見通し。
報知新聞社